8月句会投句一覧
兼題の部(天の川)
1長病みの子の空にも流る天の川2天の川夜来香に袖ひかれ
3拉致家族涙で仰ぐ天の川4みたいけどなかなか見えぬ天の川
5天の川母と仰ぎし日のはるか6星空が輝き群れて天の川
7天の川風のめくりし歴史本8背の芝を共にし仰ぐ天の川
9銀漢や野宿と決める無人駅10故郷には二度と帰らず天の川
11天の川嫌ひの文字が化けたがる12浪音の無音響きて天の川
13天の川深き宇宙を透かし見せ14椅子一つ銀河かかれる庭にあり
15天の川背負ひて村の百戸かな16避難指示解除の知らせ天の川
17もう何も話すことなく銀河見る18惜しまれて消ゆる灯ひとつ天の川
19最終のバスはまだ来ず天の川20故郷は鯱に天守の天の川
21天の川飛機で渡ろか船乗ろか22届くならほぐしてみたし天の川
23銀漢やテントの外は夜気ばかり24高原の空を覆いて天野川
25天の川姉妹で語る物語26街の灯をすべて消したし天の川
27御巣鷹の友よ安かれ天の川28天の川澄みっきたる風那須の原
29故郷の闇なほ暗き天の川30山小舎を呑まんばかりの天の川
31天の川よいづこ北の十字星32くら闇の能登半島に降る銀河
33父母の宿星探す天の川34天の川西に走るや鳥の影
35梟の森を抜ければ天の川36草庵に住む人もなく天の川
37初めての草の花にも銀河かな38雲上の宿に仰ぐや天の川
39連泊の島に満杯天の川40天の川謎問いかける光かな
41天の川潮の香りの旅の宿42天の川十九手詰め読み切りぬ
43瀬戸内に揺るる漁火天の川44天の川うす雲よぎる最終便
45戦争を語る卒寿や天の川46天の川からストンと届く招待状
47天の川風の澄みたる那須の原48天の川仰ぐ若人夢多き
49天の川櫂の雫のきらめけり50寝ころべば草の香りと天の川
51登り窯炎は白し天の川52曇り夜の夫指しをしふ天の川
53釣人の竿ふる音や天の川54天の川いつか出会えることもある
55光年をかけて流るる天の川56故郷はかつての炭都天の川
57富士山に正面ありぬ天の川58冥土とはいかなるところ天の川
59もう一度母の故郷天の川60わびしくも哀しくもあり天の川
61手のひらに馴染むパイプや天の川  
自由題の部
62ひとときの涼や驟雨に耳澄ます63祭り果てからんころんと下駄ひびく
64番犬も家の中なる酷暑かな65屋久島やトビウオ早く天を飛ぶ
66夕端居狭庭にとどく風の声67鬼百合に絡んでみたや蔓の先
68菜園の茄子(なすび)捥ぐ陽にひざまづき69花火果てふとあのことが蘇る
70葛の花廃駅巡る一人旅71とんぼうの翅の着物を着てみたし
72キオスクの横は改札赤い羽根73那加町やしづ子の見けむ天の川(鈴木しづ子)
74盆提灯飾り夕餉の買い物に75諏訪太鼓轟きわたる祭町
76水澄むや村の湧水とこしえに77八月や火星の赤を確かめて
78蚊遣香わんさと焚いてバーベキュー79色鳥の声のこぼれ来しらかんば
80吾が庭も風吹く処暑の夕べかな81飛行機で降りし八月大名かな
82あきつ飛ぶ戦禍に逝きし人として83ラマ教の祈り高らか銀河の夜
84廃校の庭に櫓の祭笛85湖の入り日に映ゆる鰯雲
86北空港昏れ行く空の秋扇87鳴りやまぬ鉄の風鈴敗戦日
88ピカドンの空に響むや蝉時雨89老いてより深まる似合い秋なすび
90夏の果指に零るる星の砂91おっしこで坊やが狙うかわとんぼ
92蛍狩そっと幼なの手の中へ93かなかなや法話の途切れ二度三度
94子の墓石母に哀しき盆の風95秋澄むや教えたる子の親の声
96ラムネ抜く音の向こうの昭和かな97割り箸で摘まむ毛虫の身の悶え
98良寛の秋風ふくや握り飯99涼新た京の町屋の通し土間
100蝉声の一区切りして急調子101冬瓜の素朴な味や郷の味
102蜩やもう別れねばならぬ頃103あなうれし定刻のバス秋日和
104港湾に響きひろがり大花火105鳳仙花かすかな風に種こぼす
106酷暑日や打ち間違えるパスワード107鈍行の連結きしむ終戦日
108老いてより深まる似合い秋なすび109赤とんぼ我に寄り添ふ山の道
110分校のバザー木の実のペンダント111石仏の蘇りたる月明り
112嬬恋のはや一叢の芒かな113夏薊棘の痛さをたしかめり
114攻むる蟻逃ぐる蚯蚓の夏日かな115秋暑し陽当たりながら暮れなずむ
116新豆腐たつぷり刻む博多葱117千羽鶴万羽を目指す生身魂
118ペン先にひきずる影や秋灯119ぼん灯籠ここに迷わずお出でませ
120吊り橋を渡り晩夏の駅に着く121孫ら来てひねもす蝉と鬼ごっこ
122駅前の再開発や秋暑し123熱帯夜夫と揃いのランニング
124尺玉の花火水面に船の影125ぐんぐんと伸びる向日葵仰ぎ見る
126草枕白馬連山夏の雲127気象図を念入りにみる秋立つ日
128出窓さえ町家の飾り秋の色129月天心真鍮さびる街はづれ
130いつの間に昼寝となりし読書かな131桔梗に迎へられたり躙り口
132秋簾ふたり暮らしも良かりけれ133補聴器も気兼ねもいらぬ草毟る
134緑陰のまなかに椅子を置きて詠む135跡取りの僧の美声や水澄めり
136ふるさとの山道となり地蔵盆137想ひ出は心細さの無月の夜
138地図にさがす山川の名や夏休み139秋深し桶屋かご屋の屋号あり
140路刈りて潮騒近し暮れてなほ141掌にとりて身にしむ妣のつげの櫛
142霍乱や列島熱きまま暮るる143ねずまいの海石のごとき帰省の児
144秋水のことさら清き忍野かな145朝顔の日陰よろしき茶店かな
146新涼や高野への道九十九折り147兄弟の揃いて向かふ魂迎
148今日の雨残る暑さを冷ましけり149弾け散る花火のしづく音残し
150帰り待ち見上げる夕空赤とんぼ151法師蝉風のやさしき今朝の道
152強力が筧に口寄す水場かな153あっ火星夏の夜廻り当番日
154夕かなかな峡の湯宿の灯の早し155勤行の闇に読経の声涼し
156オクラ花嵐の去りし朝の畑157夏休みやられつぱなしのじじ怪獣
158褪せし酒旗見え隠れして秋の風159きょう生きて明日が近づく酷暑かな
160新涼や墨かすれたる老師の書161経線も緯線も撓む残暑かな
162秋彼岸供える花の日に燃えて163踊子や湯上りの髪香らせて
164死亡欄皆米寿超菊日和165くせ字ある父の手紙や敗戦忌
166おもむろに折目解きゆく牽牛花167墓仕舞いの話聞かさる盆休み
168われ凡夫月見草とは友達で169帰り待ち見上げる夕空赤とんぼ
170引き潮の波音静か秋の海171スイートポテトふたつ買ひ来て愁思かな
172村あれば少し離れて墓並び173Tシャツを一枚おろすや夕端居
174来し君の潮の匂いや野分け後175懐かしきブリキのにほい水鉄砲
176夕立ちや出来たばかりの水たまり177掌の碁盤切りせし新豆腐
178掃荅や銘無き墓も供華手向く179帰燕やスカイツリーの影法師
180襟足を風の撫で行く今朝の秋181川遊やんちや盛りの兄弟
182打ち水を重ねてやっと日暮れかな183スナックにピンク電話器秋の雷
〔選句方法〕

下の〔草ネット投句〕ボタンから送信するようにお願い致します。
「選句」を選び、兼題より1句、自由題より2句の計3句を選択し、
都道府県名・氏名(俳号可)を明記の上、「送信する」ボタンを
押してください。

選句〆切:9月27日(木)、発表は9月30日(日)に行います。

なお、一部の漢字はネット上では正しく表記されず、
「?」で示されますので、読みを入れてあります。
        
7月句会結果発表
兼題の部(日傘)
作 品 互選 選者選 都道府県 作者
52見えぬまで見送る母の日傘かな6三重県正耕
8日傘して潮の匂ひの街に入る4北海道三泊みなと
10白日傘太平洋の見ゆる墓地4京都府せいち
12日傘回すあたらしき姓柄に彫りて3岐阜県近藤周三
7浜日傘投げ出す足の爪の青3愛媛県さざなみ沙弥
16面差しの妣に重なる白日傘3東京都一八
21声添えて日傘すれあう裏通り3埼玉県祥風
28御僧の男日傘で参らるる3熊本県蕗の薹
44挨拶は日傘の中の京なまり3三重県八郷
31本土への渡船見送る日傘かな2福岡県みつぐ
22晩年の身なり整へ白日傘2大阪府芙美佳
38一呼吸して踏み出せり黒日傘2埼玉県さくら子
45三井寺の坂のぼりゆく白日傘2福岡県蛍川
55さよならの合図くるりと古日傘2愛媛県牛太郎
56スニーカー闊歩しながら日傘差し1北海道千賀子
1紅日傘坂をホテルニューオータニ1栃木県垣内孝雄
2買い物に日々の愚痴出る日傘かな1東京都いちこ
9ホッとして日傘畳めば日の匂ひ1千葉県えだまめ
14愛犬を日傘に入れる女性かな1愛知県コタロー
19くるくると回る日傘を追ふ堤1京都府喜柊
24会釈して道譲りたる白日傘1神奈川県ひろし
29丹の橋の際にためらひ白日傘1神奈川県横坂 泰
33日傘さす薬草園に続く道1千葉県須藤カズコ
37追ひ抜ひてゆきし日傘の男かな1神奈川県
46立ち話いつ終はるとも白日傘1岐阜県色即是句
48手刺繍の母の好みし日傘かな1愛知県さと
49京の街貸着の乙女日傘さす1岐阜県小太郎
51ドア開けて日傘の列に連なれり1奈良県魚楽子
54ウクレレの風に乗り来る砂日傘1静岡県春生
58モネの絵の日傘が今も謎過ぎる1愛知県いきか
60最近は殿方もさす日傘かな1千葉県相良華
自由題の部
作 品 互選 選者選 都道府県 作者
173痛かつた親父のげんこつ雲の峰6神奈川県毬栗
74夾竹桃金網熱き基地の町6東京都小石日和
67風鈴の音色たがへる風の筋5埼玉県アポロン
180異国語の混る素麺流しかな5静岡県春生
147ふるさとの匂い近づく初帰省4埼玉県祥風
91父の背の遊び疲れの夏帽子4熊本県蕗の薹
97はつけよい一瞬とまる団扇かな4神奈川県風神
122吾も犬も夕焼けの色に染まりけり3神奈川県つかさ
76トマト捥ぐ手よりこぼるる真赤かな3宮崎県花林糖
79書きかけの手紙伏せあり額の花3東京都一八
108ががんぼや御堂にかかる博多古図3福岡県蛍川
138文机を涼しき向きに置きにけり3岐阜県近藤周三
151舁き山笠の気力高めるちから水2福岡県伸治
179蝉よりは長生きをして六十路かな2東京都一寛
186炎昼や頭上を走るモノレール2千葉県相良華
69わが杖の先を飛び立つ秋の蝶2大阪府藤岡初尾
70ファスナーの端噛み合はぬヒロシマ忌2愛媛県さざなみ沙弥
82青鷺の立つ一水や大夕日2京都府喜柊
86闇の夜の遊び上手な蛍かな2埼玉県郁文
90幕間に白檀匂ふ扇子かな2神奈川県ドラゴン
99魂のよりどころなき酷暑かな2大阪府レイコ
107一匹の鳴き声やがて蝉時雨2三重県八郷
124炎天を見上げ寡黙な宮大工2滋賀県和久
154空蝉の爪の必死を眩しめり2熊本県蕗の薹
166父の背を追ふ小リュック尾瀬の夏2埼玉県グレイス
169向日葵やもう限界と立ち枯れる2三重県穂のか
172打水の風生まれけり石畳2岐阜県色即是句
174風鈴や話の接ぎ穂探りおり2愛知県さと
189へろへろとしたる胡瓜や原爆忌2兵庫県ぐずみ
183夏帽子塩飴口にウォーキング1静岡県かいこ
65明日は風今日は猛暑の記録越す1東京都いちこ
66凹凸のありやとさする西瓜かな1長野県油井勝彦
73更衣所は杉戸一枚不動滝1京都府せいち
78罹災地の眼に溌剌と夏帽子1愛知県丸吉
81夕立やこころのなかを洗い去る1高知県碧女
84SLの煙のなでる青田かな1埼玉県祥風
85鬼瓦睨んでいたる酷暑かな1大阪府芙美佳
87籐筵陶工の指しなやかに1神奈川県ひろし
88夏の蝶王者のごとく舞いて黒1福岡県伸治
89帰る子に西瓜ちようちん一つづつ1大阪府椋本望生
93湿原を渡る朝霧竜となる1埼玉県夜舟
96若き等の去りし公園羽抜鳥1千葉県須藤カズコ
102遠花火闇の夜空に音だけが1埼玉県坂井久仁
103ボート部の声遠ざかる水脈を引き1埼玉県グレイス
105籐椅子の凹み亡父の頭の辺り1静岡県春生
110夕立来(く)小股走りの脛(はぎ)白し1神奈川県毬栗
113大輪の向日葵育て父の逝く1埼玉県まこ
114禁足のごとく猛暑をやり過ごす1奈良県魚楽子
116亡き友と来し山宿にホタル舞う1東京都一寛
123凌霄花朝一番に投函す1千葉県相良華
131ベランダの酷暑に耐える助け水1千葉県あけび庵
132廃校に咲きたる花や秋の蝶1大阪府藤岡初尾
141歌丸さん逝くやあの世の猫じゃらし1愛知県丸吉
146津津とはけの湧き水川蜻蛉1千葉県みさえ
148故郷の驛舎懷かし立葵1大阪府芙美佳
149何処までも続く車窓の晩夏光1埼玉県郁文
150鳶職が夏空に組む足場かな1神奈川県ひろし
157いつまでも子らの眠らぬ蚊帳の中1福岡県みつぐ
167打水の女将の裾や風孕む1奈良県陶生
175薬包を二三個置くや冷蔵庫1岐阜県小太郎
177また今年我が腕貸さん蚊のA君1奈良県魚楽子
178鰻食ふ年寄り多き昼餉時1三重県正耕
185白雲も黒雲も飛ぶ青田かな1神奈川県つかさ
188白鷺は半町ごとに夏の川1広島県一九
選評 選者:草の花俳句会 副主宰 鈴木五鈴(スズキゴレイ)

《兼題の部:日傘》

★日傘して潮の匂ひの街に入る

この日傘の人は、どのような用件で「潮の匂ひの街」にやってきたのでしょうか。私たちはついそんな理屈めい
た回答を得ようとする癖があります。しかし私たちは、海辺の街へとやってきた「日傘」の人を、それぞれが好
みの映像へと変換して味わえば良いのです。俳句は意味を詠むものではありません。それにしてもこの句は、
一見、平凡に思える景ですが、柔らかい詩的感興を呼び覚ますことに成功しています。俳句って面白いですね。
 
◎日傘回すあたらしき姓柄に彫りて

作者は喜びをもって「あたらしき姓」を受け入れたようです。この頃は結婚しても別姓のままの人も殖えている
ようですが、この作者は、日傘の柄にその「あたらしき姓」を彫ったのです。しかも、「日傘回す」という行為
まで伴って…。「喜び」という言葉は一言もありませんが、一句の背景を支えているのはこの思い。
類想感のない「日傘」が詠まれました。
 
◎本土への渡船見送る日傘かな

若いとき沖縄を訪ねたことがありました。そこで私たちは「本土」の人間と呼ばれました。驚きました。確かに
「沖縄返還」は「本土復帰」とも・・・。沖縄の人たちの複雑な思いのこもった「本土」。おそらくこの句の「本土」
にも異国へと旅立つ人を見送るようなニュアンスが込められているかのようです。その見送る人の「日傘」が哀し
く印象的に見えてきます。
 
《自由題》
 
★ふるさとの匂い近づく初帰省

おそらく作者は、学業か仕事の関係で故郷を離れざるを得なくなったのでしょう。そして初めての「帰省」。
時にはホームシックに陥ったことがあったのかもしれませんね。次第次第に故郷に近づく。「うん、この匂いこ
の匂い」。作者の感覚によみがえる故郷の香り。「初帰省」の「初」は喜びの「初」。とても良く働いています。
 
◎吾も犬も夕焼けの色に染まりけり

「吾も犬も」とは言っていますが、作者の周囲はことごとく「夕焼けの色に染ま」っているのです。そんな景を
ほとんどの人は見ているはずです。しかし人々の関心の在りどころは様々。偶々、この作者は、夕焼け刻に犬と
の散歩を楽しみつつ、夕焼の凄さに感動したのでした。
 
◎痛かつた親父のげんこつ雲の峰

「雲の峰」を眺めながら、ふと父親のことが思い出されました。「よく殴られたなあ」などと…。愛情表現の
一つとしての「げんこつ」。そうは言っても痛かったなあ、と思っている作者。「雲の峰」との関係がとても
良いですね。ただし、調べの上から中八は避けたいところです。「親父」は「父」で十分でしょう。
 
添削(ランクアップのために)

語りすぎ、説明しすぎ、には注意しましょう。そして無理に読み手に一句を印象付けようとすると「形容詞」や
「他動詞」を用いたくなるものです。一句の要である「季語」の働きを邪魔しないように言葉を選びましょう。
 
・見学の武家屋敷出づ黒日傘 → 武家屋敷より出で来たる黒日傘

黒日傘を差していたのは確かに見学者だったのでしょう。しかし、この句の焦点は黒日傘であり、武家屋敷を出て
きたその景に魅かれての一句だったはずです。「見学の」はとても親切な説明ですが、ここでは却ってマイナス。
どんな人が差していたのかは、読み手の想像力に任せた方が、句柄は大きくなります。ご研究ください。
なお、原句の場合でも、文法上、「出づ」は「出づる」とすべきでした。
 
・SLの煙のなでる青田かな → SLの煙のなびける青田かな

「なでる」とは、いったい誰がなでるのでしょうか。こうした「他動詞」の使用は、一句を目立たせる効果はあり
ますが、余りお薦めする訳にはいきません。青田へとSLの煙がなびいている景に感動しての一句と理解しますが、
それならばもっと素直にお詠みいただければと思います。
 
・新涼や朝着るシャツに糊きいて → 新涼や朝のワイシャツ糊のきき

「着る」はいりませんね。糊のきいたワイシャツに新涼を感じている作者。清々しさも読み手に伝わり、とても
良い感覚の句だと感心しました。ただし、無駄な言葉を省くことは大切です。読み手を信頼した句作りを・・・。
 
        
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